セカンドオピニオンを聞く為に、別の歯列矯正医を探し始めました。。。
Oct 30, 2012
Oct 5, 2012
シドニーで歯列矯正:Nib歯科で、Prosthodontist (ブリッジ&差し歯の専門医)に会う
約1ヶ月待ってやっと診てもらえました、アイビー医師に。小柄で優しい笑みの台湾女性。
まずはジョアーンヌ歯科医から言われた事を説明。差し歯付近のアップのX線撮影を行う事になりました。その写真を見ながらアイビー医師は「そうねー、虫歯ねこれは。一旦前歯6本のブリッジを外してからでないと、その下の虫歯がどれだけ進んでるかは診断出来ないけど。X線撮影だと2D画像しか見れないから、前方はそんなに虫歯が進んでいないように見えても、いざブリッジを外して見ると、向かい側はひどく虫歯が進んでいたというケースもあるからね。。。」
ふえーん(涙)。思ったより大掛かりな治療になりそう。。。でもどうせ前歯6本の差し歯を丸ごとはずすのなら、歯列矯正も出来ないかしらと思った私。
。。。と言うのも、私は昔ひどい出っ歯と八重歯で悩んでました。子供の頃からコンプレックスで、歯列矯正したいなとずっと思っていた。母親に相談すると、「ちゃんと物噛めるんやし、何もせんでいい!八重歯で可愛いが!」と一蹴。
25歳ぐらいだったかな、就職して少し貯金も出来たし、自分のお金で歯列矯正する事を決心しました。当時はパソコンなど普及してなく、「インターネットでどこの歯医者が良いか検索」って訳にもいかない。歯列矯正についてちゃんとした知識がある訳でもなく、また、身の回りの親戚や友達でも歯列矯正やってる人もいなかった。どこでやってもらったらいいか分からないので、とりあえず実家福井で、子供の頃からお世話になっていた歯医者さん足を運んだ。
歯医者さんに「歯列矯正したいんだけど」と相談すると、「歯列矯正はもっと若い時なら出来たけど、あなたの年では遅過ぎる。歯はもう動かない。でも前歯6本を差し歯にして、まっすぐに見せる事は出来る」と言われました。
この話を、今シドニーでお世話になっている歯科矯正医や差し歯の専門医にすると「いや、歯はいくつになっても動かせるよ。そしていくら良い差し歯を使っても、自分の歯にはかなわない。差し歯だと10−20年置きに新しい物と取り替えなくてはいけないからね。ただし、20年前ぐらいに君が日本の歯医者に診てもらった時には、まだそういう認識は無かったのかも知れないけど。。。」と言う。
当時、歯列矯正が出来ない事はショックだったけど、ずっと悩んでいた歯並びがまっすぐになるならと、「差し歯案」に飛びつきました。当時はインターネットも普及してなかったし、正直言って歯列矯正について何の知識もなく飛びついてしまった訳です。
でも後々インターネットが普及してから自分なりにリサーチしたら、歯列矯正は何歳になっても出来ると知りました。知っていたら差し歯になどせず、自分の健康な歯を残していたのにーと後悔したけど、いくら後悔してももう自分の歯は戻ってこない。。。
差し歯にするって事は、その下の神経を抜くと言う事。実際には「神経」を「引っ張って抜く」訳ではないんだけど。歯の中には、神経や血管が通っていて酸素を運んでいるらしい。「神経を抜く」際には、細長い針みたいな物を、その神経や血管が通っている管に差し込んで、その通り道を潰すみたいな感じ?通り道を開けた後は、セメントで埋めて蓋するみたいな感じ?とりあえず神経を抜いてしまうと、虫歯になっても痛みを感じる神経がないので無痛になります。
そして虫歯一つなかった私の健康そのものの前歯6本は差し歯になりました。治療が完成した日、私は「やったー!歯が真っすぐになって嬉しい!」と喜んだかというと、実はその逆。その仕上がりにとてもガッカリしました。確かに正面から見ると、目立っていた八重歯や出っ歯の問題は解消されたかに見えたけど。。。。でも、何か思っていたイメージと違う。。。横顔がもっとスッキリすると思っていたのに、そうでもない。口を閉じて、横顔を鏡で見ると、出っ歯の頃とあまり変わらない。。。
私は昔から超小顔でした。あごも小さめ。その為、歯が生えるスペースが不足していたんですね。歯が真っすぐに生えるスペースがないとこに、無理矢理生えてきちゃったから、下の歯はガタガタ。上の歯も八重歯と出っ歯になった訳。
差し歯にしてからは、前から見ると6本の差し歯自体はまっすぐに生えているように見えます。八重歯は無くなったかのようにも見えます。でも全体的に歯が前に出てる感じに見えるんですね。
要するに出っ歯だった前歯部分は、前歯の付け根部分からしてすでに正常な位置に無いのです。歯が正常な位置に生えるスペースが無いから、ギュギュッと全体的に突き出されているのです。
歯列矯正をすると、出っ歯の根っこ部分から動かすので全体的に歯が後ろに引っ込むんですね。でも差し歯だと、根っこ部分は同じ場所にあるままなので、歯が後ろに後退はしない。なんて言うのかな。。。歯全体が前方に突き出してるように見えると言うか、笑うと歯がいっぱいあるように見えるのです。初対面の人から「なんか歯の数、多くない?」なんて言われる事もあり、ショックでした。
あと前歯6本が全部つながったブリッジになってしまった為、歯磨きやフロスがとてもやりにくい歯並びになってしまいました。
そしてもう一つ。差し歯にしてから、歯肉が黒ずんできて、後退してきてしまいました。これはショック。。。その事を、この差し歯の歯科医に相談したところ、「歯磨きの仕方が悪いからだ!フロスもちゃんとやらなきゃ駄目だ!ばい菌だらけだから歯茎が黒くなるんだ!」と怒られました。その日以来、以前より熱心にフロス頑張ったけど、歯茎の色は黒いまま。。。歯医者に定期検診で行く度に、同じ事を相談するんだけど、毎回歯磨きの仕方が悪いと言われるばかり。。。(でもねー、差し歯以外の、自分の歯が生えてるところはフロスしなくても黒ずんでないしピンク色のまんまなんですよね。。。)
インターネットが普及した今、差し歯の金属に反応して歯肉の黒ずみや後退が起こるのだと知りました。日本の歯科医は、差し歯にする時そんな事は教えてくれなかったんだよね。。。その上、「歯肉の黒ずみや後退は、私の歯磨きの仕方が悪いせいだ」と逆に責められたんだもんなぁ。。。
差し歯はつけた直後だけでなく、その後死ぬまでつき合っていかなければいけないものなんだよね。だから、健康な歯を差し歯にする前には、「歯列矯正のブレスを長年つけなくても、歯が真っすぐになる」というメリットばかりを強調するのでなく、デメリットも事前に説明して欲しかったなぁ。そしてデメリットの部分を知っていたら差し歯にはしなかったのになぁ。。。
でも一番ショックだったのは、一般歯科医と矯正歯科医は別物だとインターネットで知った事でした。矯正歯科医は、いわば歯列矯正の専門医。歯列矯正専門のトレーニングを数年経験して、矯正歯科医になれるのです。現在の法律では一般歯科医でも歯列矯正をしても良い事になっているらしいのです。
でも歯列矯正を専門でやってる矯正歯科医の方が知識も経験も上なんですね。私が子供の頃から診てもらっていたのは一般歯科医。矯正歯科医では無かったのです。
その為、大人の歯列矯正は得意分野ではなかったのかもしれません。だから差し歯での治療を勧めたんじゃないかと思うんです。差し歯の治療も、歯列矯正も高額な治療です。どちらも60−80万円はかかるんじゃないかな?私の前歯6本の差し歯も80万円ぐらいかかったんじゃないかな?歯医者とて人間。目の前に「80万円」が転がっているのに、みすみすその患者を逃がす訳にはいかなかったのかな。。。悔しいけど、もう差し歯になってしまったものはしょうがない。どんなに悔やんでも怒っても、もう元の自分の歯は戻らない。
さてアイビー医師に「どうせブリッジを全部外さなくてはいけないなら、歯列矯正もする事は出来ませんか?歯並びを良くしたいんです」と訴えた。アイビー医師はブリッジ/差し歯の専門医であって歯列矯正の専門医ではないので、次回のアポイントメントはアイビー医師と、矯正歯科医の二人に立ち会ってもらい、今後の可能性について話し合う事になりました。
なので次回は、同じNib歯科内で勤務するS氏という矯正歯科医にも診てもらう事に。
この日のX線撮影やコンサルテーションは、Oral examinationの一種と言う事で「General dental」と見なされました。Nib歯科でまず$220を支払いました。保険の対象内なので、その後Nib民間保険会社の窓口で、65%分に当たる$143は戻ってきました。なので実際に自分で払ったのは$73。
次回の予約日は、アイビー医師とS医師が同じ日に勤務してる日でないと駄目という事に。でもアイビー医師がN歯科で勤務してるのは週2日間(水曜日と金曜日)だけ。S医師も週2日間(金曜日と土曜日)だけ。なので二人が同時に働いている日を予約出来たのは11月9日(金曜日)。一ヶ月後です。
まずはジョアーンヌ歯科医から言われた事を説明。差し歯付近のアップのX線撮影を行う事になりました。その写真を見ながらアイビー医師は「そうねー、虫歯ねこれは。一旦前歯6本のブリッジを外してからでないと、その下の虫歯がどれだけ進んでるかは診断出来ないけど。X線撮影だと2D画像しか見れないから、前方はそんなに虫歯が進んでいないように見えても、いざブリッジを外して見ると、向かい側はひどく虫歯が進んでいたというケースもあるからね。。。」
ふえーん(涙)。思ったより大掛かりな治療になりそう。。。でもどうせ前歯6本の差し歯を丸ごとはずすのなら、歯列矯正も出来ないかしらと思った私。
。。。と言うのも、私は昔ひどい出っ歯と八重歯で悩んでました。子供の頃からコンプレックスで、歯列矯正したいなとずっと思っていた。母親に相談すると、「ちゃんと物噛めるんやし、何もせんでいい!八重歯で可愛いが!」と一蹴。
25歳ぐらいだったかな、就職して少し貯金も出来たし、自分のお金で歯列矯正する事を決心しました。当時はパソコンなど普及してなく、「インターネットでどこの歯医者が良いか検索」って訳にもいかない。歯列矯正についてちゃんとした知識がある訳でもなく、また、身の回りの親戚や友達でも歯列矯正やってる人もいなかった。どこでやってもらったらいいか分からないので、とりあえず実家福井で、子供の頃からお世話になっていた歯医者さん足を運んだ。
歯医者さんに「歯列矯正したいんだけど」と相談すると、「歯列矯正はもっと若い時なら出来たけど、あなたの年では遅過ぎる。歯はもう動かない。でも前歯6本を差し歯にして、まっすぐに見せる事は出来る」と言われました。
この話を、今シドニーでお世話になっている歯科矯正医や差し歯の専門医にすると「いや、歯はいくつになっても動かせるよ。そしていくら良い差し歯を使っても、自分の歯にはかなわない。差し歯だと10−20年置きに新しい物と取り替えなくてはいけないからね。ただし、20年前ぐらいに君が日本の歯医者に診てもらった時には、まだそういう認識は無かったのかも知れないけど。。。」と言う。
当時、歯列矯正が出来ない事はショックだったけど、ずっと悩んでいた歯並びがまっすぐになるならと、「差し歯案」に飛びつきました。当時はインターネットも普及してなかったし、正直言って歯列矯正について何の知識もなく飛びついてしまった訳です。
でも後々インターネットが普及してから自分なりにリサーチしたら、歯列矯正は何歳になっても出来ると知りました。知っていたら差し歯になどせず、自分の健康な歯を残していたのにーと後悔したけど、いくら後悔してももう自分の歯は戻ってこない。。。
差し歯にするって事は、その下の神経を抜くと言う事。実際には「神経」を「引っ張って抜く」訳ではないんだけど。歯の中には、神経や血管が通っていて酸素を運んでいるらしい。「神経を抜く」際には、細長い針みたいな物を、その神経や血管が通っている管に差し込んで、その通り道を潰すみたいな感じ?通り道を開けた後は、セメントで埋めて蓋するみたいな感じ?とりあえず神経を抜いてしまうと、虫歯になっても痛みを感じる神経がないので無痛になります。
そして虫歯一つなかった私の健康そのものの前歯6本は差し歯になりました。治療が完成した日、私は「やったー!歯が真っすぐになって嬉しい!」と喜んだかというと、実はその逆。その仕上がりにとてもガッカリしました。確かに正面から見ると、目立っていた八重歯や出っ歯の問題は解消されたかに見えたけど。。。。でも、何か思っていたイメージと違う。。。横顔がもっとスッキリすると思っていたのに、そうでもない。口を閉じて、横顔を鏡で見ると、出っ歯の頃とあまり変わらない。。。
私は昔から超小顔でした。あごも小さめ。その為、歯が生えるスペースが不足していたんですね。歯が真っすぐに生えるスペースがないとこに、無理矢理生えてきちゃったから、下の歯はガタガタ。上の歯も八重歯と出っ歯になった訳。
差し歯にしてからは、前から見ると6本の差し歯自体はまっすぐに生えているように見えます。八重歯は無くなったかのようにも見えます。でも全体的に歯が前に出てる感じに見えるんですね。
要するに出っ歯だった前歯部分は、前歯の付け根部分からしてすでに正常な位置に無いのです。歯が正常な位置に生えるスペースが無いから、ギュギュッと全体的に突き出されているのです。
歯列矯正をすると、出っ歯の根っこ部分から動かすので全体的に歯が後ろに引っ込むんですね。でも差し歯だと、根っこ部分は同じ場所にあるままなので、歯が後ろに後退はしない。なんて言うのかな。。。歯全体が前方に突き出してるように見えると言うか、笑うと歯がいっぱいあるように見えるのです。初対面の人から「なんか歯の数、多くない?」なんて言われる事もあり、ショックでした。
あと前歯6本が全部つながったブリッジになってしまった為、歯磨きやフロスがとてもやりにくい歯並びになってしまいました。
そしてもう一つ。差し歯にしてから、歯肉が黒ずんできて、後退してきてしまいました。これはショック。。。その事を、この差し歯の歯科医に相談したところ、「歯磨きの仕方が悪いからだ!フロスもちゃんとやらなきゃ駄目だ!ばい菌だらけだから歯茎が黒くなるんだ!」と怒られました。その日以来、以前より熱心にフロス頑張ったけど、歯茎の色は黒いまま。。。歯医者に定期検診で行く度に、同じ事を相談するんだけど、毎回歯磨きの仕方が悪いと言われるばかり。。。(でもねー、差し歯以外の、自分の歯が生えてるところはフロスしなくても黒ずんでないしピンク色のまんまなんですよね。。。)
インターネットが普及した今、差し歯の金属に反応して歯肉の黒ずみや後退が起こるのだと知りました。日本の歯科医は、差し歯にする時そんな事は教えてくれなかったんだよね。。。その上、「歯肉の黒ずみや後退は、私の歯磨きの仕方が悪いせいだ」と逆に責められたんだもんなぁ。。。
差し歯はつけた直後だけでなく、その後死ぬまでつき合っていかなければいけないものなんだよね。だから、健康な歯を差し歯にする前には、「歯列矯正のブレスを長年つけなくても、歯が真っすぐになる」というメリットばかりを強調するのでなく、デメリットも事前に説明して欲しかったなぁ。そしてデメリットの部分を知っていたら差し歯にはしなかったのになぁ。。。
でも一番ショックだったのは、一般歯科医と矯正歯科医は別物だとインターネットで知った事でした。矯正歯科医は、いわば歯列矯正の専門医。歯列矯正専門のトレーニングを数年経験して、矯正歯科医になれるのです。現在の法律では一般歯科医でも歯列矯正をしても良い事になっているらしいのです。
でも歯列矯正を専門でやってる矯正歯科医の方が知識も経験も上なんですね。私が子供の頃から診てもらっていたのは一般歯科医。矯正歯科医では無かったのです。
その為、大人の歯列矯正は得意分野ではなかったのかもしれません。だから差し歯での治療を勧めたんじゃないかと思うんです。差し歯の治療も、歯列矯正も高額な治療です。どちらも60−80万円はかかるんじゃないかな?私の前歯6本の差し歯も80万円ぐらいかかったんじゃないかな?歯医者とて人間。目の前に「80万円」が転がっているのに、みすみすその患者を逃がす訳にはいかなかったのかな。。。悔しいけど、もう差し歯になってしまったものはしょうがない。どんなに悔やんでも怒っても、もう元の自分の歯は戻らない。
さてアイビー医師に「どうせブリッジを全部外さなくてはいけないなら、歯列矯正もする事は出来ませんか?歯並びを良くしたいんです」と訴えた。アイビー医師はブリッジ/差し歯の専門医であって歯列矯正の専門医ではないので、次回のアポイントメントはアイビー医師と、矯正歯科医の二人に立ち会ってもらい、今後の可能性について話し合う事になりました。
なので次回は、同じNib歯科内で勤務するS氏という矯正歯科医にも診てもらう事に。
この日のX線撮影やコンサルテーションは、Oral examinationの一種と言う事で「General dental」と見なされました。Nib歯科でまず$220を支払いました。保険の対象内なので、その後Nib民間保険会社の窓口で、65%分に当たる$143は戻ってきました。なので実際に自分で払ったのは$73。
次回の予約日は、アイビー医師とS医師が同じ日に勤務してる日でないと駄目という事に。でもアイビー医師がN歯科で勤務してるのは週2日間(水曜日と金曜日)だけ。S医師も週2日間(金曜日と土曜日)だけ。なので二人が同時に働いている日を予約出来たのは11月9日(金曜日)。一ヶ月後です。
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