Nov 26, 2013

テーブルクロス(3枚分)を手作り。そのプロセスを大公開!

クライアントさんからの注文でテーブルクロスを3つ作りました。今回はプリザーブドフラワーを販売する方で「商品を並べるテーブルに合うサイズで、テーブルクロスを作って欲しい」との依頼を頂きました(ありがとうございます!)テーブル三台分のテーブルクロスをカスタムオーダーさせて頂きました。
⬆テーブルクロス(3枚分)。(マーケット会場にて撮影)⬆
⬆テーブルクロスの上に商品を並べたところ⬆

⬆テーブルクロスの色&質感が、お花や葉っぱの色&質感と見事にマッチしてます⬆









テーブルクロスに乗ってるお花は、プリザーブドフラワーです。Hana Villaという会社が、シドニーのマーッケット会場で販売してます。

さて、今回のテーブルクロスの創作プロセスをちょっとご紹介。これまでは、下記のようなテーブルクロスを使っていたそうです。。。(続きは⬇️をクリック)





⬆テーブルクロスが短めなので、テーブル左端が隠れてない⬆


⬆テーブルクロスの丈がテーブルより短いので、テーブル下の荷物が見えてる⬆

クライアントさんは、マーケット会場で沢山の商品を並べられるように、とても大きなサイズのテーブルを使っていたのですね。このサイズにぴったりと合う既成品のテーブルクロスを探すのは難しいのでしょう。。マーケット会場にコインロッカーのような収納スペースはないので、段ボール箱などの荷物はテーブルの下に置く事になりますが、既製品のテーブルクロスでは、テーブルに対して丈や横幅が足りていなかった為、「見えて欲しくないもの」がゴチャゴチャと見えてしまうのでお困りでした。

マーケット会場の他のブースで撮影した、「こんな感じのテーブルクロスが理想」という写真を頂けたので、クライアントさんの希望イメージが分かりやすくて助かりました。

⬆イメージ写真1(テーブル下まですっぽりクロスで隠れてる)⬆

⬆イメージ写真2⬆
理想のテーブルクロスのイメージも分かったので、まずはテーブルの大きさを教えてもらいました。横長のテーブルで、一番長い部分は2m近くにもなる大型サイズです⬇️。

⬆テーブルのサイズ⬆
まずはクライアントさんに、ファブリックショップでご希望の布を購入してもらう事になりました。でも、どんな色&柄のテーブルクロスを買ったらよいかで悩んでおられました。お知り合いのグラフィックデザイナーさんにイメージ写真を作ってもらったとの事で、どの色が良いかと相談をいただきました。

⬆布イメージ写真1⬆

⬆布イメージ写真2⬆

⬆布イメージ写真3⬆
テーブルクロスの色が変わるだけで、随分イメージが変わるものです!ま、でも写真で似合う色を見るよりも、お店に足を運んで実際に商品を何点か布に乗せてみた方が良いと判断し、ファブリックショップに同行し一緒に布選びをしました。

洋服を買う時には自分の肌や髪の毛の色に似合う色を着た方が若々しく、肌も綺麗に見えると言われます。「パーソナルカラー」と言われるものです。似合わない色を着ると老けて見えたり、元気がないように見えます。私はオータムタイプみたいで、昔からレンガ色、マスタード色、モスグリーン色など、「和風っぽく、少し濁ったような、黄色みよりの色合い」の洋服やスカーフの方が似合うようです。

今回のテーブルクロス用の布を選ぶ際にも、クライアントさんにお花と葉っぱの商品を持参いただいて、色んな色&柄の布に実際に乗せてみました。結果的に「白、グレー、グリーン」の色が微妙に混じり合った、ザラザラとした素材の布が見つかりました。お花や葉っぱの商品が生き生きとして見え、安っぽい質感の布でもなく、とても素敵な布です。

テーブルクロスの形について、クライアントさんからご要望がもう一つ。「3台のテーブルは『コの字』に並べて使うが、テーブル下に置いておく段ボール箱やスーツケースなどが丸見えにならないように、テーブルクロスの丈はテーブルの足元までスッポリ隠れる長さにして欲しい。また、テーブル下の荷物が、後で自由に取り出したり出来るように、ペロンとめくれるようにもして欲しい。」との事。

⬆55番テーブルの後ろブースに注目!テーブルクロスの丈が短いので後ろから丸見え⬆

⬆クライアントさんの立ち位置(テーブルの内側)からも、クロスは足元まで隠れてる⬆

⬆テーブル下の荷物を取り出す時は、クロスをペロンとめくれば簡単に届く⬆
クライアントさんの希望を取り入れて出来上がった作品は、とても気に入ってもらえて、大変喜んでいただけました!クリエイターとしては、この瞬間が嬉しいのですねー!